|
マイ・フェイヴァリット・シングス(+2)
|

|
| 商品カテゴリー: | インディーズ,ジャズ,フュージョン,ミュージック,ポップス,JPOP
|
| 収録曲: | マイ・フェイヴァリット・シングス, エヴリタイム・ウィ・セイ・グッドバイ, サマータイム, バット・ノット・フォー・ミー, マイ・フェイヴァリット・シングス *Bonus Track, マイ・フェイヴァリット・シングス *Bonus Track,
|
| セールスランク: | 13736 位
|
| 発送可能時期: | 下のボタンを押して納期をご確認下さい
|
| 参考価格: | 1,447円 (税込)
|
ご購入前のご注意
|
このページはアマゾンアソシエイトサービスにより制作運営しています。
掲載商品はアマゾンの取扱いです。最新価格、製品情報はボタンを押してご確認下さい。
|
|
虜になるか、好みでないと思うか、評価が分かれるアルバムだと思います
ジャズ界ではとても有名な冒頭の曲。
ソプラノサックスという、優美なイメージをかき消すような
硬く、生々しい息遣いの演奏です。
この演奏にゾクッとくるか、
なんだか内省的でちょっと重い雰囲気だね、という感想で終わるか、、、
ジャズにのめり込むかどうかの
「踏み絵」に使われるようなアルバムなんだなあと思います。
ぼくの頭に初めてコルトレーンの『My Favorite Things』が鳴った日
1が1960年10月21日、3が10月24日、2・4が10月26日録音。レコーディング・エンジニアはトム・ダウト、フィル・イエベル。カバー・デザインはローリング・イュティメイ。スーパーヴィジョンはネスカ・アーティガン。
ジョン・コルトレーンはノース・キャロライナ州ハムレットの洋服仕立職人の子として誕生した。幼い頃父と死別、一家はフィラデルフィアへ移り、そこでコルトレーンは音楽を学ぶ。ここがコルトレーンの音楽的スタートだった。その後のマイルスとの出会い、モンクとの出会いについては多くのジャズ・ファンの知り尽くした部分だろう。このアルバムは完全にマイルスから独立し、自分の音楽を創造した最初の作品といえると思う。
ここでコルトレーンが取り上げたアイテム。まず『My Favorite Things』。この曲が『ザ・サウンド・オブ・ミュージック』の中でリチャード・ロジャースによってブロードウエイで上演されたのは1959年のことでこのアルバムの録音がその翌年であることから、コルトレーンはこのミュージカルを観に行ったということになると思える。有名な映画化はこのずっと後で1965年のことになる。つまりコルトレーンは観に行ったミュージカルの『雷を怖がる子供たちを「楽しいことを考えて」とマリアが励ます』シーンで使われるこの曲を一発で記憶した、ということになるようで非常に興味深い。
次にこのアルバムで大活躍するソプラノ・サックスである。プレイの激しさから『怒りのテナー』と呼ばれることをコルトレーンは当時反省していて、『ぼくの音は、まるでテナーの練習音にしかきこえない。今はもっとプリティな音を出そうと心がけています』と語っている。そのひとつの試みがソプラノ・サックスということで、ちょうどマイルスと袂を分かったこの時期にスタートしている。コルトレーンにかかるとソプラノはまるでアラビアのZoukraのような音を出した。16分音符と32分音符を一気に吹き抜くコルトレーンの『音』はここに始まる。
ぼくの頭に初めてジョン・コルトレーンの『My Favorite Things』が鳴った日 。それはぼくがジャズを理解できた日。コルトレーンのこのソプラノを聴くまでぼくはジャズを理解してはいなかった。そしてその日からずっとぼくの心の奥底で彼のソプラノが鳴っている。
マイ・フェイヴァリット・シングスで辿るコルトレーンの軌跡(1)
ジャズ史上の巨人ジョン・コルトレーン(67年死去)。彼は60年10月録音の本作からマイ・フェイヴァリット・シングスを採り上げ、以後同曲は彼のライヴでの定番となる。フリー・ジャズ突入以降も含めてこの曲の演奏を追えば、彼の60年代の軌跡がほぼわかる。しかし彼があまりに神格化され、雲の上の存在のように思われて敬遠されるのか、現在入手できるマイ・フェイヴァリット・シングス収録の彼の日本盤CDは4種類のみ。かつてLP時代にはもっと入手でき、実際私にとってのベストはエリック・ドルフィーが参加し、彼のフルートでの意表をつく音が聴けるものだが、それは残念ながらCD化されていない。これからコルトレーン・ジャズを聴き始めようという人には日本語解説が読める日本盤がよいと思うので、同曲収録の現時点で入手可能な4作を順に紹介したい。
まず、本作ではまだ映画化前のミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」から、長時間化する彼の演奏に酔うのに適したこの曲を1曲目にタイトル曲として選んだ彼の慧眼が光る。前半はマッコイ・ターナーの流麗なピアノがリードし、後半はコルトレーンがサックスを吹くまくり、シーツ・オブ・サウンズの凄さに触れることができる。ソプラノ・サックスの斬新な音色が魅力的。しかし、初心者にも快適な演奏だから、コルトレーンは「バラード」よりも本作から聴き始める方が彼の本質により早く迫れるだろう。2、3、4曲目はモダン・ジャズの王道を行くサウンド。5、6曲は、ボートラで何れも3分前後の演奏だから意義は低い。まだ激しさは控えめの1曲目の演奏だが、それでもいつまでも続いて欲しいと思わせる魔力は満点だ。実際、この曲の演奏はこの後、長時間化し変貌を遂げるが、まずは本作でその原点(14分弱の演奏)を多くの人に知って欲しい。
異様な美しさに満ちた音楽
コルトレーンのATLANTIC第三作にして、もっとも有名かつポピュラーなレコードの一枚。しかし誤解を恐れずに言わせてもらえば、タイトルナンバーは異様である。異様だが美しさに満ちている。
なにが異様かというと、この演奏の月並みでない不思議な展開。この曲ではテーマが4度演奏される。1回目のあとは、詩人で劇作家で評論家のアミリ・バラカ(リロイ・ジョーンズ)が、「絹の刺繍のような」と評した、マッコイ・タイナーの叙情的なソロが延々と奏でられる。2回目と3回目のあとはコルトレーンのソプラノサックスの出番だが、タイナーの叙情は受け継がれない。注目すべきは 3回目のあとのソロで、まるで鯉が滝をさかのぼるかのように、ひたすらテンションが高くなっていく。ビブラートを使わないトレーンのソロは、これでもかと斬新なフレーズを生み出し続けるし、タイナーのバッキングはトレーンを煽り続け、ちょっとしたトランス状態にまで到達し、このままこのソロが終わらずにずっと続いていて欲しいなあと思ったりもするが、4回目のテーマのあとにやっぱり終わってしまう。嗚呼、それが音楽なのである。
そして次の「EVERYTIME WE SAY GOODBYE」で一息ついたあと、テナーに持ち替えて怒涛の「SUMMERTIME」と「BUT NOT FOR ME」に突入する。この2曲は「シーツ オブ サウンド」全開で息もつかせぬ激演である。でも、ボーナストラックの5と6ははっきり言って不要だと思います。
このアルバムが出た1960年は、チャーリー・パーカーが亡くなってからまだ5年しかたっていない。パーカーやディジー・ガレスピーらが創造したビバップの流れを汲む「ハードバップ」スタイルが幅を効かせている時代に、この音楽を提示するコルトレーンと、プロデューサーのネスヒ・アーティガンの勇気は特筆モノですよね。そして21世紀の現在でも色褪せることなく輝き続けるこの「美しくも異様な」音楽に乾杯!!
アトランティック時代唯一の汚点?
コルトレーンのテナーのぶっとく逞しいトーンが好きだ。カインド・オブ・ブルーからジャイアント・ステップスに続く昇り龍の勢いも凄い。そんなコルトレーンの魅力を集約したのだアトランティック時代だ。その8枚のアルバムの中でイマイチ好きになれないのがこの"My Favorite Things"だ。まずいきなりのソプラノサックスの軽い音が肩すかしだ。同じ音階の繰り返しも辛い。サウンド・オブ・ミュージックからの童謡はハードボイルドなトレーンに似合わないと思う。マイルスのディズニー音源"Someday My Prince Will Come"の二番煎じを狙ったのだろうか?やっぱりコルトレーンは野太いテナーからじゃないと・・・オルガンを弾くマイルスと同様にどこかはぐらかされたような気がする。寛ぎの"Every Time We Say Goodbye"もどこか頼りなく弱々しい。せっかく手に入れたエルビン・ジョーンズ(ds)とマッコイ・タイナー(p)が勿体ないじゃあ?りませんか。お次の"Summer Time"のテナーの雄叫びで持ち直すも、最後の"But Not For Me"は音程がやや不安定でラフな演奏が気に障る。あのシーツ・オブサウンドのコルトレーンが名作ジャイアント・ステップスの後に発表したアルバムがこれでは情けない。
Warner Music Japan =music=
ジャイアント・ステップス(+8) ジャイアント・ステップス(+8)(紙ジャケット仕様) ソウルトレーン ブルー・トレイン+2 至上の愛(デラックス・エディション)
|
|
|
|
|