観念的な芸術映画から、痛快娯楽時代劇まで。このBOXで実相寺氏の才能の幅広さがわかる。
怪奇大作戦だけを評価して、ATG以降の作品を評価していない人がいるようですが、本当にこのDVD・BOXを最初から最後までじっくり観たのでしょうか?
ATG以降の作品のほうが、円谷作品やTBS時代の作品よりも内容が充実し、ユーモアの質も向上し(これには岸田森氏の貢献度が高いのですが)、より堪能できると思います。
ただ、難解になったのは事実。それについていくには、実相寺ファンのほうも映画について勉強しなくては。
「歌麿」は、ビデオ版より、色彩が鮮やかになっています。
カメラマンの中堀氏がリマスターし直して、 ビデオ版より鮮やかに。 実相寺氏の色彩計画がよりハッキリし、その才能に酔いしれられます。劇場公開時は、125分の「制限付きR指定」版でしたが このBOXに入っている「歌麿」は、カンヌで公開された 140分の「成人映画」版。 編集も少し、ビデオ版とちがうような気がします。 残念なのは、音がビデオ版と同じモノラルだったこと。 せめて、サントラのCDを発売して欲しい。 とにかく「歌麿」の音楽は素晴らしい。 故・広瀬量平の最高傑作だと私は思う。 さて、他の作品も観るとするか・・・。
パイオニアLDC
実相寺昭雄コレクション[エロス] [DVD]
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